2006年08月14日
台所の噴水
なんていうか、世の中って
俺を中心から外して回ってるって思う。
お盆ってことで、両親が帰省した。
家には俺しかいないってことで、やりたい放題。
さっそく彼女を呼んで、HappyDaysの始まり！
とか思っても、そもそも彼女なんていないわけ。（どんより）
顔つきの等身大ビニール風船とかに名前付けて
「これが俺の彼女」とか自信持って言うのは、
さすがにプライド傷つくわけ。
（持ってないよ、念のために言っておくけど）
そりゃ確かに両親いるときには死んでも出来ないけど、
あまりに空しいよな、一人っきりの3LDKでビニール風船と向かい合い、
楽しくおしゃべりする23才、男子。涙が出てきそうだ。
（誰か、神奈川県在住の某Kくんに、そう言ってあげてくれ！）
で、失意のまま、土日あわせて48時間中、40時間くらい寝ころんでる
ゴミ生活してたわけですよ。
朝起きて、ランニングしようとしたら脇腹つって
シャワー浴びて、寝る。高校野球を見ながら、ひたすら寝る。
そんなまま気がつけば夕方で、
このままプロ野球見ながら寝ようかなって思ったけど、
そんなことしてたらゴミ生活どころか、
餓死して人間ゴミになりそうだったから、飯を作ろうと思った。
一人暮らしで自炊するって、なんか楽しそうじゃない？
本当に一人暮らししてたら、そんなこと思わないんだろうけど
なんつーか、自宅生だと憧れるんだよね。
よし、ご飯をセットしよう。
炊いている間に買い物に行って、そしておかずを作ろう。
そんなことを考えながら、ちょっとテンション上がってきた。
で、お米を洗おうと思ったんですよ。
で、蛇口をボールの上に持ってこようとしたんですよ。
ぐりっと回してな。ぐりっとな。
そしたらな、なんか変な音が聞こえたんだよ。
「ボキッ」
水を出してみたんですよ。水を。
そしたらな、なんか上に向かって吹く
んだよ。ばしゃばしゃと。
なんか、かつて蛇口と呼ばれていた鉄パイプが、
転がってるんですよ。目の前に。
なんつーか、見なかったことにしたい。
ばしゃばしゃと場違いな噴水が上がり、
茶色い錆がお米と混ざっていくのを呆然と見ながら、
俺は立ちつくすのだった・・・
とりあえず栓を閉じて、現実逃避。
酒とつまみを買ってきて、野球見ながら一人飲んだ。
結局、阪神惨敗。酒も入って、やる気マジNothingな状態で、
台所掃除しました。
世の中って、俺を中心から外して回ってるって、心から思った。
明日から食い物どうするかとか、洗い物が腐りそうだとか、
両親帰ってきたら、なんて言い訳しようとか、もう知りません。
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- at 03:13
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